テセウスの船犯人ネタバレは加藤みきお!動機を考察予想

テセウスの船犯人ネタバレは加藤みきお!動機を考察予想
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主人公の田村心がタイムスリップをして、父親の佐野文吾が関わる殺人事件の真相に迫っていくドラマ「テセウスの船」。

東元俊哉による同名漫画が原作で、物語はすでに完結しています。

原作のネタバレからドラマ「テセウスの船」の犯人を予想することができるので、世間では「加藤みきお」という人物が怪しいと話題になっていますね。

加藤みきおについては、ドラマ公式サイトでも触れられていないので、一体どんなキャラクターなのか気になっている人が多いのではないでしょうか。

原作でも謎を残しているところが多いので、とても考察し甲斐があると思います。

謎多き人物「加藤みきお」の犯行動機とは、いったい何なのかも気になりますよね!

そこで今回は、ドラマ「テセウスの船」の原作ネタバレから犯人の動機を紐解き、加藤みきおについて考察予想していきたいと思います。

 

ドラマ「テセウスの船」犯人ネタバレ考察!加藤みきおが起こした事件の真相

物語の要になる1989年に起きた北海道・音臼小学校で起きた無差別殺人事件の犯人は、田村心(主人公)の姉である佐野鈴の同級生で、加藤みきおという少年です。

加藤みきおが起こした事件は、タイムリープをして過去と未来が交差するため、複雑で分かりにくくなっています。

ここで、事件を簡単に整理してみましょう。

心がタイムリープをする前に起きた事件(本来の世界)
  • 小学校のお泊り会で提供されたジュースに青酸カリが混入され、教師児童あわせて21人が死亡。
  • 事件の被害者として、教師の木村さつきは死亡している。
  • 事件が起きる前に村では不可解な事件が起き、三島医院の次女・三島千夏がパラコートを飲んで死亡。
  • 三島医院の長女・三島明音が行方不明。
  • 三島明音につい事情聴取を受けていた新聞配達員・長谷川翼の婚約者である佐々木紀子が青酸カリで自殺。

これらの事件背景には、すべて加藤みきおが絡んでいます。

心は事件について記したノートを持って過去へタイムリープするのですが、心の取った行動と、ノートが加藤みきおの手に渡ってしまったことで未来が変化。

2度目の世界で起きた事件は、本来の事件とは少し異なったものになります。

1度目のタイムリープで起きた事件(2度目の世界)
  • 本来の事件日と被害者が異なり、教師の木村さつきが生きている。
  • 三島医院の姉妹は二人とも死亡しており、本来の世界では行方不明のままだった三島明音は誘拐犯の長谷川翼と共に遺体で発見される。
  • 事件を追いかけていた金丸刑事が転落死
  • 三島医院の姉妹の事件がきっかけで自殺した佐々木紀子は、事件の真相を握って生存している。

2度目の世界では佐々木紀子が生きているので、事件の真相を明るみにし、佐野文吾の冤罪を証明しようとします。

しかし木村さつきが、佐々木紀子を殺害。

勝手なことをする木村さつきを今度は、加藤みきおが殺害します。

大人になっても、簡単に人を殺す加藤みきお。

そんな加藤みきおが、心と共に過去へタイムリープすることで、さらに大きく変化します。

2度目のタイムリープで起きた事件(3度目の世界)
  • 加藤みきおは、子供の頃の自分と再会して事件をもう一度やり直すことに。
  • 無差別殺人事件は起こさずに、木村さつきを殺害したのち、心を殺害したことで文吾に撃たれて人生の幕を閉じる
  • 少年の加藤みきおは、三島医院の姉妹の犯行などをテープに録音して楽しんでいたため、それが証拠となり少年院に送られる。

結局は過去を変えたことで、本来の世界とは大きく異なり、文吾は事件の容疑者にならない未来が待っているのですが、加藤みきおは何度時を巡っても殺人犯なんですよね。

こうして改めてまとめてみると、人を殺すことに執念のようなものを感じるのですが、一体どんな人物なのでしょうか。

加藤みきおという人物について、掘り下げてみたいと思います。

 

加藤みきおの人物像を考察してみた

少年時代の加藤みきおは、小樽から引っ越しをしてきた転校生で、父親がおらず早くに母親を亡くしており、祖母と二人暮らしをしています。

表面上は優等生タイプで、クラスにもうまく溶け込める普通の生徒。

しかし元々サイコパスな考えの持ち主で、精神疾患者のような不気味な絵を書きます。

幻覚や幻聴が見られることから、精神疾患に罹っていると考えますが、その原因は家庭環境でしょうか。

顔が整った少年であることから、新聞配達の長谷川翼にイタズラされていたとも考えられます。

その関係で長谷川翼は加藤みきおに逆らえず、三島明音の共犯者になったのではないでしょうか。

といっても長谷川翼は、三島明音を殺すつもりはなく、誘拐しただけ。

長谷川翼と三島明音を殺害したのは、加藤みきおです。

大人も容易に殺してしまえる少年とは…恐ろしいですよね。

心が捨てたノートを拾ってからは、木村さつきを生かすために事件を起こす日にちや青酸カリの混入物を変更。

自身も青酸カリを舐めることで被害者となり、半身不随麻痺を装います。

木村さつきが生存したことで、加藤みきおは養子に迎え入れられ、木村みきおに改名

2度目の世界で、木村みきおは鈴の内縁の夫という関係になっています。

ここで鋭い人は、ピンときますよね!

ドラマ公式サイトに”車椅子の男”がいるので、動向には要注意です!

こうして加藤みきおの人物像をまとめてみると、すごい生い立ちですが、驚くべきは木村さつきや鈴との関係性。

加藤みきおにとって、木村さつきや鈴はどのような存在なのでしょうか。

まずは木村さつきとの関係から、考察していきましょう。

 

加藤みきおと木村さつきの数奇な関係性

2度目の世界で生存している木村さつきは、加藤みきおを養子に迎え入れていますが、その理由は原作で明かされていません。

この2人の関係は不確かなことが多く、なぜ加藤みきおが木村さつきを生かすよう事件の日程や青酸カリの混入物を変更したのかも謎のままです。

木村さつきは加藤みきおを養子にしたのち、事件の真相を知るのですが、加藤みきおを庇うつもりで佐々木紀子を殺害するので、本当の子供のように思っていたのかもしれませんね。

しかし少年時代の加藤みきおは、木村さつきが死なないよう配慮したのに、大人になってから自らの手で殺害していることから矛盾があるように思います。

この物語自体、同一性の矛盾を説いているので、この矛盾を踏まえつつ、どの世界線でも木村さつきは加藤みきおに殺害されていることから、加藤みきおと木村さつきの数奇な関係性についてもタイトルの「テセウスの船」とかけているのではないでしょうか。

いずれにせよ木村さつきは、報われない女性に思えてならないところが悲しいですね。

 

ドラマ「テセウスの船」加藤みきおの犯行動機を予想!鈴への歪んだ愛情か?

次に考察するのは、加藤みきおと鈴の関係性です。

驚くべきことに鈴との関係が、加藤みきおの犯行動機に深く繋がっています!

というのも加藤みきおは、幼い頃から鈴に恋心を抱いていたからです。

子供の頃から精神を病んでいる加藤みきおは、鈴との関係に邪魔な存在は排除するという危険な思考を持っています。

三島姉妹を殺害した理由は、鈴をいじめていたからです。

ある日、加藤みきおと鈴は、”好きな人”について会話をします。

鈴は「好きな人はいないけど、お父さんみたいに正義感の強い人と結婚したい」と、答えました。

そこで次に邪魔な存在になった父親を排除しようと、音臼小学校の無差別殺人事件を計画し、文吾を犯人に仕立てあげます。

事件を起こした後、父親が殺人犯になったことで世間から追われた鈴は姿を消してしまうのですが、加藤みきおはずっと鈴の行方を捜していました。

2度目の世界で鈴は、顔を整形し名前を変えて生活していましたが、加藤みきおは鈴と知って近づき、内縁の夫婦関係を築いています。

しかし愛しているのは、純粋だった幼い頃の鈴であり、自分の起こした事件がきっかけで鈴が変わったことを後悔。

心と共にタイムリープしたことで3度目の世界では、自分が愛した鈴のままでいられるよう供の頃の自分に会って、無差別殺人事件を起こさない計画に変更します。

ただし事件の真相を知る心や文吾は殺害するつもりで襲いかかり、心の命を奪うものの文吾に射殺されて命を落とします。

加藤みきおの行動は、すべて鈴を中心にしたものになっており、鈴のちょっとした一言が原因で多くの人が人生を狂わされていたと分かるとゾッとしますね。

 

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テセウスの船犯人ネタバレは加藤みきお!動機を考察予想まとめ

今回は、ドラマ「テセウスの船」の原作ネタバレから犯人の動機を紐解き、加藤みきおについて考察予想してみました。

ドラマ「テセウスの船」で物語の要になる無差別殺人事件の犯人は、加藤みきおという少年です。

その犯行動機は、主人公の姉である佐野鈴への歪んだ愛情でした。

原作ネタバレでも加藤みきおについて謎に包まれているところが多いのですが、生い立ちを知れば精神を病んでいると容易に考察できます。

表向きは優等生に見えますが、その内面は鈴との関係に邪魔な存在は排除する危険な思考の持ち主。

そんな性格になってしまった原因は、家庭環境にあったのではないかと予想しました。

どの世界線でも人を殺しているので、加藤みきおの鈴への執着ぶりは凄まじいものを感じます。

”愛多ければ憎しみ至る”という言葉がありますが、少年ながらに恐ろしいですね…。