このページでは、2019年秋ドラマ「死役所」で登場した寺井の結末から明かされた「加護の会」でいう、特別な加護とは何なのかをネタバレ紹介しています!
2019年10月~12月までテレビ東京にて、放送されていたドラマ「死役所」。
主人公「シ村」の過去に注目が集まるなか、ドラマでは死者として死役所を訪れた「寺井」という人物の過去から「加護の会」と呼ばれる宗教団体が登場しました!
どうやら「加護の会」は、生前の「シ村」に大きく関りがあったようです。
寺井の口からは、信者の中で「特別な加護」を受けている者がいるのだと判明しましたが、一体どんなものなのか気になりますね!
そこで今回は、2019年秋ドラマ「死役所」で登場した寺井の結末から明かされた「加護の会」でいう、特別な加護とは何なのかをネタバレ紹介していきたいと思います。
目次
ドラマ「死役所」寺井の結末ネタバレ!加護の会の実態
そもそもドラマ「死役所」で登場した「加護の会」とは、どんな組織なのでしょうか?
寺井の過去から明かされた実態を、ネタバレ紹介していきたいと思います!
宗教団体「加護の会」とは?
加護の会とは、全国に15か所ほど存在する怪しい宗教団体です。
ドラマ「死役所」では、柄本時生さん演じる信者「寺井」という人物の生前を紐解く形で、登場しました。
加護の会の教祖は、吹越満さん演じる蓮田栄山。
テレビによく出る名の売れた宗教家で、「無為自然」をモットーにしています。
無為自然とは、何もせず全てをありのまま受け入れること。
「幸せは誰にでも与えられています」をキャッチフレーズに掲げ、加護の会が所有するひとつの家で約70名ほどの信者が共同生活をして暮らしています。
加護の会では、共同生活をしている者はみな家族です。
信者たちは、教祖のことを「お父様」と呼んでいます。
宗教団体「加護の会」の実態
加護の会へ入ると、2つの盟約を結ぶことになります。
- 外部との連絡を完全に絶つよう、携帯電話を解約する。
- 持っている財産を全て、加護の会へ寄付する。
服やアクセサリーなど、自然に生きるために不要なもの全てが財産に含まれます。
身の回りで金目になるようなものはすべて加護の会へ捧げ、自給自足の生活を送る信者たち。
俗世とのつながりを完全に断つためと、大義名分を振りかざしていますが、あからさまに怪しい宗教団体であることは言うまでもありません。
入会した信者は1週間、加護の会の「教え」が張り巡らされた窓ひとつない「修行之間」に閉じこもって修行を積みます。
修行内容は、3日間絶食をおこない、全身に水を浴びて心身を清め、なるべく寝ないように過ごしながら教えを唱えること。
最初は信者たちも辛く感じる修行ですが、身体が限界を迎えると、教えが「すとん」と頭に入ってくるようになります。
いわゆる、「洗脳」というやつですね… (;^_^A
加護の会の教えが身につけば、晴れて修行は完了です。
「家族の一員」として認められた信者たちは、そのまま加護の会に染められて暮らしていきます。
宗教団体「加護の会」信者・寺井の結末ネタバレ!
寺井は生前、自分より優秀な弟がいたため、いつも比較されて劣等感を抱いていました。
そんなとき寺井は、祖母の付き添いで蓮田栄山の公演を聞き、「加護の会」に興味を持ち始めます。
蓮田栄山が口にしていたのは、加護の会の教えです。
「弱さを持ったあなたが大好きで愛している」、「あるがままのあなたを愛している」という言葉は、人生を思い悩んでいた寺井の心に大きく響きました。
一番自分らしくいられるところは加護の会なんだと感じた寺井は、吸い込まれるよう加護の会の魅力にとらわれていきます。
悲しい話ですが、寺井は本当の家族の中に自分の居場所を見つけられなかったのです。
加護の会こそが本当の家族であり、自分の居場所なんだと思い込んでいく寺井。
濱田龍臣さん演じる寺井の弟は、兄を加護の会から連れ戻そうと試みますが、時すでに遅し。
寺井は1週間の修行を終えて、洗脳されていました。
家族が加護の会を抜けるよう説得するものの、寺井はまったく聞く耳をもちません。
連れ戻されてしまった自宅から逃走し、加護の会へ戻ろうとしたところで、寺井は交通事故にあって死亡しました。
死んだあとも、寺井は加護の会に入信して幸せだったと語ります。
家族の愛が破綻した悲しい物語でしたが、本当の家族の在り方が学べる放送回だったのではないでしょうか。
ドラマ「死役所」加護の会の「特別な加護」とは何?
じつは寺井の過去から判明した「加護の会」という組織こそ、主人公のシ村が追っていた宗教団体です。
ドラマ内ではいつもポーカーフェイスを気取っているシ村ですが、初めて声を荒げるシーンがありました!
主人公シ村と加護の会はどんな関係があるのか、次で詳しく紹介していきましょう!
加護の会とシ村の関係とは?
シ村には生前、妻と娘の3人で暮らしていました。
しかし娘の美幸は土や絵の具ばかり食べる偏食を起こし、妻の幸子はノイローゼになっていきます。
幸子は病院へ行くも、美幸の症状は回復しません。
そんなとき、幸子はチラシを見たことがきっかけで、加護の会に心を奪われていくようになります。
信者となった幸子は、美幸を連れて加護の会から帰ってこなくなりました。
寺井と同じように、シ村の家族も加護の会によって崩壊していきます。
シ村はずっと、幸子を加護の会から取り戻したいと願っていました。
しかし願いは叶うことなく、命を落としたシ村。
寺井に情報を尋ねると、幸子が加護の会でも特別な加護を受けているのだと分かったのです。
特別な加護とは何?
幸子が受けていた特別な加護とは何なのか、実はドラマ内では明かされていません。
原作漫画でもまだ謎とされているところなのですが、少ない情報の中で明らかになっていることをまとめました!
- 全国に15個ある加護の会の中でも、特別な加護を受けているのは幸子だけ
- 信者が死亡すると祈る習慣があるため、幸子はまだ生きている
シ村は生前、何度も幸子を加護の会から連れ戻そうと試みていますが、面会を拒絶されています。
反対に寺井の弟は、兄の面会を許されているので、すでに幸子はシ村が現世にいる時から、特別な加護を受けていたように考えます。
さらに面会を拒絶されたとき、一週間後に来るよう言われるシーンがあるのですが、その時の幸子は修行をしていたのかもしれません。
幸子がどんな状況にあるのかが少し、垣間見えているように感じます。
シ村の死因にも加護の会は関係していそうですし、幸子が受けている特別な加護とは、単に教祖である蓮田栄山のお気に入りなのかもしれません。
幸子のことを気に入った蓮田栄山が、邪魔な夫であるシ村を排除した…。
そんな風に考えることも、できるのではないかと思います。
真相は幸子が人生をまっとうして市役所を訪れる時に分かるのかもしれませんが、幸子はまだ生きていると寺井は断言しています。
個人的にシ村は市役所で幸子が来るのを待っているのだと考えているので、原作でも真相がわかるのは、まだ先の展開になりそうですね。
死役所「加護の会」結末ネタバレ!特別な加護とは何?まとめ
今回は、2019年秋ドラマ「死役所」で登場した寺井の結末から明かされた「加護の会」でいう、特別な加護とは何なのかをネタバレ紹介してみましたが、いかがでしたか?
寺井は加護の会の信者であり、人生の結末ネタバレから、怪しい宗教団体の実態が明かされました!
加護の会の教えは、本当の家族との絆を崩壊させるものです。
シ村も生前、加護の会の被害に遭っており、離れ離れになってしまった妻が特別な加護を受けていることが分かりました!
特別な加護とは、ドラマや原作の中でもはっきりと明かされていないのですが、個人的には教祖である蓮田栄山のお気に入りなのだと考えています。
ドラマ「死役所」は最終回を迎えてしまいましたが、原作はまだ続いていますので、今後明らかになっていくのでしょう。
加護の会はシ村の死因にも関係していそうなので、とんでもない真相が隠されているのではないかと期待に胸が膨らみます!