テセウスの船と僕だけがいない街はパクリで似てる?タイムスリップや北海道が舞台のパラドックスが共通点?

テセウスの船と僕だけがいない街はパクリで似てる?タイムスリップや北海道が舞台のパラドックスが共通点?
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連載が始まった頃から囁かれていた「テセウスの船」が「僕だけがいない街」に内容が似てるというパクリ疑惑。

2020年1月にドラマもスタートする「テセウスの船」ですがドラマ化が決定されたことでSNSでも再度、パクリ疑惑が話題になっていましたね。

原作をまだ読まれてない方にはネタバレになりますが、この2つの物語にはいくつかの共通点があります。

主な共通点は北海道が舞台で主人公がタイムスリップしてストーリーが展開していくパラドックス系の内容ですが、それ以外にも共通点があるのでしょうか?

そして「テセウスの船」と「僕だけがいない街」に共通するパラドックスとは何を意味するのでしょう?

今回はタイムスリップや北海道を舞台にしている共通点のパクリ疑惑とパラドックスが似てる件について詳しく調べていきたいと思います。

 

「テセウスの船」は「僕だけがいない街」のパクリで似てる?

「テセウスの船」は漫画が原作で雑誌モーニングより連載されてましたね。

連載されてる頃から噂になっていた「僕だけがいない街」に内容が似てるというパクリ疑惑ですが実際はどうなんでしょうか?

「僕だけがいない街」を知っている方はパクリだろうと思われてる方は多いですよね。

そこでまず原作者について調べてみました。

テセウスの船 僕だけがいない街
原作者 東本俊哉 三部けい
出身地 北海道 北海道
連載期間 2017年6月~2019年6月 2012年7月~2016年4月

「僕だけがいない街」の連載が終わって1年後に「テセウスの船」が発表されてます。

期間が空いてからの発表なのでパクリ疑惑がでてもおかしくはないですね。

そしてどちらの原作者も北海道出身なんですよね。

 

タイムスリップや北海道が舞台の共通点「パラドックス」とは?

原作者について調べてみたところ出身地が北海道だということがわかりました。

このことから推測すると、慣れ親しんだ土地を舞台にする方がストーリー展開していくのにはいろいろと設定しやすかったのかもしれませんね。

作者が地元を舞台にすることは他の作者の方でも多いのではないでしょうか?

 

作品の共通点や相違点

原作者が北海道出身ということはわかりましたが、他の共通点も気になるので、次に作品のおおまかなあらすじを見ていきたいと思います。

「僕だけがいない街」

主人公の藤沼悟はリバイバルという特殊能力を持つ、ピザ屋のアルバイトをしている売れない漫画家。

ある日ピザの配達中に交通事故が起こるがリバイバルにより事故の被害は減らせたが悟は負傷し入院することに。

事故の知らせを受けて北海道から上京した母親と同居が始まるが、あるリバイバルをきっかけに母親が殺されてしまう事件が起きる。

母親の殺害をリバイバルで阻止しようと強く念じると、今までに経験したことがない長期タイムリープで18年前の北海道に。

そこで18年前に北海道で起きた連続誘拐殺人事件と母親を殺害した犯人が同一人物であることを確信した悟は2つの時代をタイムリープしながら真犯人に立ち向かっていく。

「テセウスの船」

主人公の田村心は自身が生まれる前に北海道の田舎で起きた連続毒殺事件の犯人とされている元警察官の息子。

ある日、父が逮捕された事件の村を訪れた心は、突如28年前にタイムスリップしてしまう。

事件が起きる半年前にタイムスリップした心は、そこで生まれて初めて父・文吾と、過去の家族たちと出会うことに。

そして、過去の家族達たちと過ごしていく中で、父が起こしたとされる事件を阻止して過去を変えようと立ち向かっていく。

 

共通点

  • 北海道が舞台
  • 過去にタイムスリップ
  • 殺人事件
  • 過去を変えていく

 

相違点

「僕だけがいない街」

  • タイムスリップした時代の年齢に戻る
  • 主人公が特殊能力を持っている(リバイバル)
  • 母子家庭

「テセウスの船」

  • タイムスリップしても現在の姿のまま
  • 突如タイムスリップする
  • 殺人犯の息子

大きく違うのはタイムスリップの仕方ですよね。

「僕だけがいない街では」主人公の能力、リバイバル(再上演)で事件や事故が起こる少し前に戻れますが、「テセウスの船」では突如、事件が起こる半年前にタイムスリップしています。

そして、タイムスリップ後の姿も「僕だけがいない街」ではその当時の姿に変化してますが「テセウスの船」では元の姿のままですね。

家庭環境ですが「テセウスの船」の犯罪者の息子として育った設定は「僕だけがいない街」とはまた違う視点になりますね。

共通点に関してはこの作品に限らず、北海道が舞台以外はタイムスリップ系に多いストーリーで似てる作品は多くありますよね。

 

タイムスリップとパラドックス

タイムスリップはよく見聞きするけど「パラドックス」という言葉を初めて耳にする方も多いのでは?

「パラドックス」はギリシャ語の「paradox」のことで、「逆説」「ジレンマ」「矛盾」「背反」、または数学的、哲学的な観点では「見かけでは正しいようだが、実際は正しくない説」「見かけは間違っているようだが、実際は間違っていない説」を意味する言葉です。

引用:https://biz.trans-suite.jp/9169

わかるようで、わからない内容ですよね。(⊙_⊙;)

タイムスリップは「タイムパラドックス」とも言いますが、意味は時間の逆説です。

これは余談ですが、現実に似ている世界でパラレルワールド(並行世界)というのも存在するのですが、これはどの時間軸で過去を変えようとしても、元の世界には影響がないとされていますね。

タイムパラドックスで問題があるとき解決方法としてこのパラレルワールドが用いられるそうです。

話が逸れてしまいましたが、「タイムパラドックス」は過去に戻って未来を変えていく映画とかでよくある内容ですね。

ここで洋画と邦画からパラドックス系の作品が気になったので少し調べてみました。

 

タイムパラドックス系の洋画作品

  • ターミネーター(1984年)
  • バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年)
  • オーロラの彼方へ(2000年)
  • プライマー(2004年)
  • バタフライエフェクト(2004年)
  • アバウトタイム(2013年)
  • プリデスティネーション(2019年)

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ターミネーター」はタイムパラドックス系の映画では有名ですよね。

 

タイムパラドックス系の邦画作品

  • 時をかける少女(1983年)
  • タイムリープ(1997)
  • サマータイムマシンブルース(2005年)
  • 地下鉄メトロに乗って(2006年)
  • 君の名は(2016)
  • 僕は明日、昨日のきみとデートする(2016年)
  • 9月の恋と出会うまで(2019年)

邦画では近年、流行りの恋愛系が多く内容も似た感じです。

反対に洋画の方は内容が似てるサスペンス作品が多いですね。

ですが、どの作品も実はテーマが違うことに皆さんはお気づきですか?

次はパラドックスについてもう少し詳しく調べていきたいと思います。

 

テセウスの船がパラドックスって何?

この2つの物語は北海道が舞台でタイムパラドックスも共通していますが、ここからが少し奥が深い解説になります。

そもそも「テセウスの船」はパラドックスの1つでテセウスのパラドックスとも言われています。

ギリシャ神話からの話によると、英雄テセウスの船は木製で保存が難しいため、元の形状を維持しつつ新しい部品に取り換えながら、長い年月の間修復を繰り返していました。

そしてある時、修復を引き継いできた人たちは重大なことに気づきます。

修復を繰り返したテセウスの船は全身が元の素材とすべて入れ替わってしまっていることに…。

「英雄テセウスの船」と「元の素材がない船」は同じ船と言えますか?

というのが、哲学者のプルコタスによって提唱された思考実験です。

なんだか哲学まで踏み込んでしまいましたが、原作の「テセウスの船」も自己の存在について描いていますね。

「僕だけがいない街」は人生の選択や前進する勇気で未来を切り開く物語です。

他のタイムパラドックス系作品でもシリアスなものからコミカルなもの恋愛から家族愛と内容は様々で似てる部分もありますが、どの作品も同じテーマではないですよね。

「僕だけがいない街」と「テセウスの船」も表面上の設定は共通点がたくさんありますが、原作を深く追求していくと物語のテーマは違うということですね。

 

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テセウスの船と僕だけがいない街はパクリで似てる?タイムスリップや北海道が舞台のパラドックスが共通点?まとめ

「僕だけがいない街」のファンとしては聞き捨てならないパクリ疑惑。

調べていくと北海道が舞台の共通点やパラドックスが似てるのは確かでしたが物語のテーマが違うことがわかりました。

「テセウスの船」のテーマが壮大過ぎて驚きましたが、いろいろ考えさせられる作品でもあるので、まだ読まれてない方は完読をオススメします。

「似てるけど作品はすごく良かった」というコメントもたくさんあるので、原作を読んでどう感じるかは人それぞれですよね。

タイムスリップ系やパラドックス系の作品も、今回調べた以外にもたくさんあるので、これを機会にいろいろ視聴してみてはいかがでしょうか?

パラレルワールド的な世界観で見れるので面白いですよ。

全ての作品にそれぞれのテーマが隠されているのを発見していくのも楽しいですね。

以上で「テセウスの船」と「僕だけがいない街」はパクリで似てるの件やタイムスリップや北海道が舞台のパラドックスが共通点の件について調べてきました。