テセウスの船の実話モデルは?津山事件や名張毒ぶどう酒や和歌山カレー事件に似てる?

テセウスの船の実話モデルは津山事件や名張毒ぶどう酒や和歌山カレー事件?
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ドラマ「テセウスの船」では、無差別殺人事件が起き、父親が犯人として逮捕された田村心(竹内涼真)が過去にタイムスリップして事件を防ごうとしていますね。

父親・佐野文吾(鈴木亮平)が起こした、無差別殺人事件には実話モデルがあったのではないかと推測されます。

津山事件・名張毒ぶどう酒事件・和歌山カレー事件など、毒物による大量殺人事件に似てるんですよね。

これらの実際に起きた事件はどういう事件だったのでしょうか。

今回は、ドラマ「テセウスの船」の実話モデルはあるのか、似ている津山事件や名張毒ぶどう酒事件や和歌山カレー事件について紹介していきます。

 

ドラマ「テセウスの船」の実話モデルがある?津山事件・名張毒ぶどう酒事件・和歌山カレー事件に似てる?

このドラマでは、過去日本で起きた毒物による最悪の無差別殺人事件が、実話モデルではないかと言われています。

主人公・田村心(竹内涼真)は、父親・佐野文吾(鈴木亮平)が起こした無差別殺人事件を食い止めるべく、タイムスリップした過去で、無差別殺人事件に関わる事件が起きないよう動きます。

ドラマ「テセウスの船」の中で起きた無差別殺人事件の内容と、実際に起きた事件との関連性について解説します。

 

ドラマ「テセウスの船」の事件の詳細は?

1989年(平成元年)3月音臼小学校で事件は起こります。

この日お泊り会が行われていた音臼小学校では、児童たちにオレンジジュースが振舞われました。

このオレンジジュースに青酸カリが混入され、児童と教師の総勢21人が亡くなります。

平成において過去最大の事件として今も語り継がれますが、事件の犯人とされる佐野文吾(鈴木亮平)は、逮捕後もずっと冤罪を主張しています。

 

音臼村の舞台となった地域はどこ?

1話で雪崩に巻き込まれそうになった男性が務めていた、木村メッキ工場で札幌市中央区の記載があるカレンダーが写りました。

その為、音臼村は札幌市の近辺である可能性が高いです。

原作では音臼ダムが沈むという設定があり、現在の札幌市には定山渓ダムがあることから、このあたりが舞台かもしれません。

定山渓ダムが1989年(平成元年)に完成していることからも、音臼村とつながりは多いですね。

 

津山事件とは?

津山事件”とも”津山三十人殺し”とも言われています。

1938年(昭和13年)に岡山県の貝尾・坂元両集落で起きた大量殺人事件です。

犯人は”都井睦雄”で、改造猟銃と日本刀を持ち、住宅をまわり次々と住人を殺害した殺人鬼です。

2時間という短い時間の間に、28名もの尊い命が奪われました。

その後重軽傷を負っていた5名のうち、2名も亡くなり、総勢30人の命が失われました。

犯行後、都井が遺書を残し自殺した為、被疑者死亡により不起訴となっています。

 

名張毒ぶどう酒事件とは?

1961年(昭和36年)に、三重県名張市葛尾という地区の公民館で大量殺人事件が起きたのが、名張毒ぶどう酒事件と言われています。

名張市と隣接する奈良県山辺郡山添村にまたがる集落の公民館で、懇親会が行われた際の事件です。

そこでぶどう酒(ワイン)が振舞われ、毒物であるニッカリンTという農薬が混入されます。

そのぶどう酒を飲み、女性17人が中毒症状になり、うち5人が亡くなっています。

逮捕された奥西勝は、死刑判決を受けるも冤罪を訴え続けました。

43年間にわたり、死刑執行が見送られるも、再審請求は認められず89歳の時に獄死しています。

 

和歌山カレー事件とは?

一番記憶に新しい事件です。

実際のニュースを覚えている人も多いのではないでしょうか。

和歌山毒物カレー事件”は1998年(平成10年)、和歌山県和歌山市園部で起きた事件です。

当時地区では夏祭りが行われており、そこで提供されたカレーに毒物を混入しています。

カレーを食べた人のうち、67人も中毒症状を起こし、そのうちの4人が亡くなりました。

主婦の林眞須美が逮捕され、無罪を訴えるも2009年に死刑判決が確定します。

警察の調べて、”亜ヒ酸”という毒物が混入されたことが判明しました。

現在も林眞須美は大阪拘置所に収監されています。

 

類似する他の事件は?

大量殺戮という部分で、ピックアップした3つの事件以外にも類似する毒殺事件が起きています。

1977年(昭和52年)東京と大阪、2つの都市で起きた青酸ソーダを使用した事件です。

この事件では、コカ・コーラの中に毒物が混入され、1人が亡くなりました。

全部で3件事件が起きましたが、関連性については分かっておらず、犯人も見つかっていません。

他にも、1948年(昭和23年)に起きた帝銀事件でも、青酸化合物を飲ませ、中毒による死亡者がでました。

この時は犯人が大腸菌の予防薬だと言って、巧妙に飲ませた為12人も亡くなっています。

 

どの事件が実話モデルなのか?

いくつかの事件が実話のモデルとなった可能性を上げましたが、実際どの事件をモデルにしたのでしょうか。

ドラマ「テセウスの船」の無差別殺人事件では、青酸カリを使用した殺人が行われました。

オレンジジュースに混入させていますので、名張毒ぶどう酒事件が近いでしょうか。

小学校でのお泊り会という舞台も、近いイメージはありますね。

ドラマ「テセウスの船」で犯人とされた父・文吾と同様に、冤罪を訴え続けているというのも気になります。

他にも気になる類似事件がありますが、原作の著者・東元俊哉さんは実話モデルを明らかにしていません。

どれも似ている部分があるので、実際はオリジナルでしょう。

 

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ドラマ「テセウスの船」実話モデルは?津山事件や名張毒ぶどう酒や和歌山カレー事件に似てる?まとめ

今回は、ドラマ「テセウスの船」で起きた無差別殺人事件の実話モデルの事件について調べました。

津山事件・名張毒ぶどう酒事件・和歌山カレー事件と、どれも日本で起きた大量殺人事件ですが、音臼小学校の事件と似てる点がありましたよね。

他にも類似する事件がありましたが、実際はオリジナルと思われます。

実際毒物を使用した殺人は、飲んで症状が現れるまでわからず、何に入っているのかもわかりにくいこともあり、大量の被害者が出てしまいます。

実際の事件でも、冤罪を訴えていたり、未解決事件となるなど、立証されにくいのもドラマで描きやすい部分なのかもしれませんね。

ドラマ「テセウスの船」では、無差別殺人事件は起きない未来があるのでしょうか。

以上、ドラマ「テセウスの船」実話モデルについて、津山事件や名張毒ぶどう酒事件や和歌山カレー事件の似てる点などについてまとめて解説しました。